普段から本当にくだらないニュースをダラダラ報じている多くのメディア媒体が、この件には歯切れが悪いのが、凄い不自然。
まあ、その不自然さを多くの人が感じているから、テレビ離れは進み、万人から愛される新しいスターが生まれなくなっているとは思うが…
私は、以前にブログに書いたこともあるが、この事務所全て否定するつもりはない。こちらの事務所に所属するタレントさんの歌やドラマに好きなものが沢山あるし。
ただ、この問題は
「未成年への性的虐待」
である。被害者の数も非常に多い。
世界的にその問題に対して、厳しい対応が進められてきた中、なぜ故日本はその対応が遅いのか…これが最大の問題である。
しかも、かなり昔に告発した所属タレントがいたり、実際に裁判となり、2003年にはジャニー喜多川氏のセクハラが事実と認められる判決が下されたと言うではないか。
2003年は私は高校生であったが、自宅にやっとインターネット環境が整ったくらいの時期です。しかし、この裁判のことは全く知らなかった。そして今よりもテレビを見ていたと思うが、テレビで報道されていたのか?!見た記憶がない。
文頭の話に戻るが、本当に誰が興味あるのか良くわからない芸能ニュースというのが、昔から多かったと思う。そのため、私は元々ワイドショー的なテレビ番組は好まなかったのだが、性的虐待や性的暴力とは、立派な人権問題なのではないだろうか?
私は犯罪をかなり憎むタイプの人間であるが、その中でも、とりわけ性的暴力は最低最悪だと考えている。加害者・被害者の性別がどうなんて関係ない。同意なき性行為など、怒りと吐き気を覚える。
特定の芸能事務所が、一芸能事務所とは言えない、巨大な権力を持ってしまっているのは、薄々以上にわかっている。そこの闇を暴くのは容易ではないと思う。悔しいが、基本的には不可能だろう。
ただ、可能性が0%ではない以上、少しでも健全で筋の通った世界に修正するべきかなと思う。
昔は今回の様に、報道すらされず、黙殺されてきた問題だから、それが多少なりとも報道され始めているのは、良い変化なのではないかなと。
時代が変わり、人々の情報収集や伝達手段も大きく変化しました。にも関わらず、テレビ局や芸能事務所、報道のあり方が変わらないと言うのは、、、単に時代に取り残されているだけでは?