まず初めに、亡くなったりゅうちぇるさんのご冥福をお祈り申し上げたい。
それと同時に彼を好意的に見ていた方からすると不快に思われることを書くと思います。素直に感じたことを書かせて頂きますので、ご了承願いたい。
まず、最早批評とも言えないネット上の言葉の暴力をどうにかしなければいけないのでは。
人の死や不幸をストレートに期待し、喜ぶ表現。自らが加害者となって、あなたを直接的に傷つけますよと犯行予告とも取れる表現。どれも実際の生活が上手く行っていなく、それを他人のせいにしている人の言葉だと思われるが、言葉は人を平気で傷つけ、最悪死の選択すらさせてしまうことになるのがわからないのか?
誹謗中傷行為に勤しむ人自体が、言葉で自らを傷つけられ、その結果異様に攻撃的な人間となってしまっただと推測するが、、、
正当な批判はあって然るべきだと思うし、時に感情的になって他者と激論を交わすことは大切だし、必要だと考えるが、行き過ぎた誹謗中傷には…我慢ならない。
ただ、自分とは違う意見を、
「それは差別だ!」
「それは誹謗中傷だ!」
と強引に決めつけるのは乱暴である。
本当に追悼の意を持っているのかわからない著名人が、この時とばかりに自分の主張を込めた追悼コメントを出すことがあるが、
「あなたは言わないほうが良いのでは?」
と思われる、実に説得力のない方も中にはいらっしゃる。
自殺の理由は1つではないだろうし、遺書などもない様だから、りゅうちぇるさんの心中を計ることは誰にも出来ない。何でも決めつけて物を語る人、それも気をつけて方が良いですよ。
正直、私はりゅうちぇるさんと言う人間のことを
「自分本位で薄い考え方の人/自分がある様でない人」
だと思っていた。大変申し訳無いが。
彼は
「メッセンジャー」
になりたかったのかなと感じていた。今時の言い方であれば、
「インフルエンサー」
か。
何かを訴える、誰かの代弁者となる行為と言うのは、訴える対象者が多ければ多い程、様々な考えや意見が出てくる。必ずしも自分の意に沿うものばかりではない。自分を支持するもの、賛同するものばかりが集うものでもないのだから、立ち回りの上手さが求められるし、何よりもどんな意見にも動じない精神力が必要である。
私は近年全くテレビを見なくなってしまったので、彼のことはネットニュースで知る程度。それも一々ニュースを深堀りするわけではなかったが、感じた印象は…
「なんか批判されているな」
「どうも彼はその場その場の感情で物を語るから軽い感じがする」
という印象を受けた。
彼は見た目は男性だが、心は女性だったようだが、それに気がつけた事は本人にとって良かったと思う。身も心も女性になるべく、色々と辛い重いをしながら努力をされていた様である。
ただ、にも関わらず、女性と結婚をして、子供を設けた。その後に実は私は○○○○ですは、筋が通らないし、元奥さんや子供が気の毒である。
「本人間が納得していればそれで良い」
という意見もあると思うが、だったら外部に大々的に発表しなければ良かったはず。発表した以上、批判や疑問を中心とした意見が主になるのは想像がついたと思うのだが。
結婚や出産、子育ては当たり前のことではない。その決断をした以上、大きな責任を背負うことになる。それを一般的ではない理由で解消・新しい家族の形というものを模索しようとしていた様だが、それは虫が良すぎる。
極めつけは、自らで自らの人生を終わらせてしまった。実に自分勝手である。元奥さんと協力して、父としての勤めを果たす意気込みだったそうではないか。
にも関わらず、子供の誕生日の次の日を自身の命日に選ぶとは…子供の気持ちが想像つかないくらい傷ついているのでは。
これは自死を選んだ方全てが自分勝手と言っているわけではない。りゅうちぇるさんの場合は私はそう感じた。
まとめますと、、、
・ 行き過ぎた言葉の暴力には、そろそろ法的な対応を含めて、厳しい対応を求めたい。
・ ただし、一括りに誹謗中傷とは括れない、厳しい意見が必要な時もある。
・ 自らをさらけ出し、メッセンジャー・代弁者になりたいならば、あらゆる意見に耳を傾け、少々のことでは動じない精神力が必要。
・ それが出来ないならば、安易にSNSで発信はしない方が良い。SNSを止める選択を。
どこからどう見ても立派で正しい人・行いでも、批判的な言葉というのは出てくる。大抵のものは、
「負け犬の遠吠え」
「醜い妬み嫉妬」
で一蹴するしかない。
非常に粘着質でいつまでも誹謗中傷行為を繰り返す人間には…専門機関できっちり治療させることが必要かなと。それは最悪な事件発生を阻止するためとまともじゃない人間を少しでも良いからまともにするために必要なのではないかなと思う。
改めてとなりますが、りゅうちぇるさんのご冥福をお祈り申し上げたい。