ハースF1、マゼピン欠場ならリザーブのフィッティパルディが代役参戦……ロシアのウクライナ侵攻が原因

ニキータ個人に何も責任はないので、不運としか言い様がありませんが、彼の父ドミトリー・マゼピン氏はロシアの大富豪。化学肥料メーカーであるウラルカリの会長職に就く、ロシア経済界の大物です。当然、プーチンや現政府との結びつきも強い人物。

ハースチームは、そのパパピンマネーで成り立っている現状。どうやらウラルカリとのスポンサー契約を打ち切り、同時にニキータとのドライバー契約も終了する可能性が大きいとのこと。ハースチームの今後がどうなるか非常に不透明。

マイケル・アンドレッティがF1参戦を狙っている情報がここ最近活発。アルファロメオ買収は話がまとまりませんでしたが、同じアメリカ籍チームのハースだったら、買収話が一気に進むこともありえそうですね。

アメリカ企業がハースをスポンサードするなり、アンドレッティのF1参戦を力強く後押ししてくれれば良いですが…予算制限があるとはいえ、F1は金が掛かりすぎる。アメリカ言えども、簡単に金をポンと出せる企業があるとは思えません。

これ以上参戦チームが減るのは避けたい。若いドライバーがF1に来るチャンスが更に厳しくなってしまう。買収云々以前に、まずは何とかハース存続のため、F1運営側が力を貸しても良いのではないかと思います。