エイドリアン・ニューウェイがレッドブルF1離脱を決断との報道。ホーナー騒動が一因か。チームは2025年末までの契約を強調 https://t.co/8lWSgCBauA #F1 #f1jp
— autosport web/オートスポーツweb (@AUTOSPORT_web) 2024年4月25日
https://x.com/AUTOSPORT_web/status/1783640396670873804?t=dxAcjjlU-tbBMbhiDl5nNQ&s=09
姉さん大事件です！
噂にはなっていましたが、こうやって大きな報道が出ると言うことは、ニューウェイさんがチーム離脱を決断した事は間違いないと見て良いのかもしれません。
現代Ｆ１において、成功するための最大の秘訣は？と言われれば、それは資金力やドライバーの質も重要ですが、恐らくは
『この男を獲得出来るか否かが最大の鍵』
そう言っても間違いではない存在。
『空力の魔術師』
時代が移り変わり、レギュレーションが変わろうが、常にその時代時代の空力トレンドを産み出す恐るべき天才。そう言われて３０年以上も経つという突出した存在。
Ｆ１史上最高の天才デザイナーでありますが、ニューウェイさん自身はとても義理を重んじ、１つのチームにじっくり腰を据えて関わるタイプ。単純に高額なサラリーだけでは動かない男であります。
ウィリアムズを抜ける時、マクラーレンを抜ける時も色々とチーム内部でゴタゴタがあったり、義理人情に欠ける行いがあったなど、何となく今レッドブルが抱える問題に近いものがありました。
そして、ニューウェイを失ったウィリアムズやマクラーレンが長い低迷期を余儀無くされた通り、彼の抜けた穴を埋めるのは容易なことではありません。
『デザイナー１人が抜けた所で、そんなにも影響があるものなのか？』
とＦ１に興味がない方は思われるかもしれませんが、答えはシンプルにYES！高須クリニック！
ニューウェイさんしか思いつかない様な凝った空力デザイン。そしてニューウェイさんと共に働く事で、ニューウェイイズムを吸収し、技術者として名を上げる人が多数います。当然、ニューウェイさんの元で働きたいと思う技術者も。
看板デザイナーが離脱するということは、それに合わせて離脱する優秀な技術者もいるということ。これがチームに与えるダメージが大きくなる所以です。
そしてレッドブルはフェルスタッペンの離脱も噂されます。２０２６年からの新規定パワーユニットはフォードと共同開発です。ニューウェイ離脱だけでなく、さらなる追い打ちが今後待ち構えている様相に。
１９８０年代から今日まで、空力の天才として、Ｆ１界最高のデザイナーとして歩み続けたニューウェイさん。次は何処のチームに成功を届けるのでしょうか？？
昔から噂があり、最近再びその噂を耳にする様になったフェラーリでしょうか？あるいは野心的でチームをどんどん拡大させているアストンマーチンか。
かつて、フェラーリはニューウェイ獲得に対して、巨額のサラリーだけでなく、市販車部門にも及ぶ権力やプロジェクト責任を含めてニューウェイさんにオファーしたと言われています。
…ニューウェイさんデザインのフェラーリの市販車を販売するということか！？
フェラーリのニューウェイ獲得に対する本気度が伺えます。
２０２６年からホンダと組むアストンマーチンも非常に魅力的。アロンソとニューウェイさん夢のタッグが遂に見られるかもしれませんし、フェルスタッペンがアストンマーチンに移籍するなんて話も。
もしかしたら、フェルスタッペン・アロンソ・ニューウェイのドリームチームが見られる可能性もあるかもしれません。あるいはドライバーのどちらかが角田になる日も来るかもしれません！
レッドブル内部で繰り広げられる権力をかけた争いが、各方面に波及し、収まるどころかさらなる混乱が巻き起こりそうな様相を呈して来ました。
ホンダを庇うつもりはないですが、突然にＦ１から撤退を決め、すぐに２０２６年にアストンマーチンと組んで戻って来ることになったのは、単にＦ１熱が加熱しているアメリカ市場でのマーケティングを意識しただけでなく、レッドブルとこれ以上長くやって行く気持ちが薄れたという可能性もあるのかなと邪推してしまいます。
どんな事でも成功までの道程は険しいです。しかし失敗までの道程は…下手したら垂直の崖から真っ逆さに落ちるくらい実に呆気なくてスピーディ。
最強レッドブルよ。どうする！
◯ 重ねて 大事件です。
