ハーツクライ死す、現役時代に手がけた橋口弘次郎氏「まだ22歳、ついこの間まで現役だったような感覚」#ハーツクライhttps://t.co/MBhDHOPq9m
— netkeiba (@netkeiba) 2023年3月10日
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ノド鳴りの影響もあり、ピークは短った印象ですが、ピーク時の強さは素晴らしかった。中距離において、歴代最上級レベルだと個人的には思います!
3歳時から良い末脚使う印象でしたが、展開が向かないとからっきし。そこからまさか切れ味が数段階増しつつ、先行、はたまた逃げ競馬まで出来るとは恐れ入った(汗)
馬体がわかる人間ではないですが、2005年の宝塚記念2着辺りから、体の芯の強さが増して、末脚の鋭さが増してましたね(^^)
宝塚記念の伸び脚も見事でしたが、それを封じ切って勝ったスイープトウショウの凄さもまた天晴!
超スローの2005年天皇賞秋でも、着順は良くはなかったですが、ハーツやスイープやハットトリックやアサクサデンエンの伸び脚は見事なものでした。皆、この年G1を勝ち、充実期にいた猛者達でしたね。
有馬記念で、まさかの先行戦術でディープインパクトを完封。ディープファンとしては悔しかったけど、同時に
「ディープ対ハーツ」
の構図が完成し、この構図が2006年の競馬の見所になることにワクワクしましたね(^^)
…結局、2006年の直接対決はジャパンカップだけでしたが(苦笑)
その2006年のハーツクライは3走しか走っていないわけですが、ドバイシーマクラシックとキングジョージの走りが…もう鳥肌立つくらい素晴らしかった。
当時はナドアルシバ競馬場開催だったドバイシーマクラシック。ウィジャボードやアレクサンダーゴールドランといった強いライバルがいる中、ハーツクライはまさかの逃げ!
完璧に折り合っていたと言いますか、終始楽な手応えで、カメラ目線なハーツクライ(笑)4角も持ったまま、ライバル達に一切付け入る隙を与えない完璧な走り。。。いや〜鳥肌〜
ヨーロッパ最強馬ハリケーンランと最凶の死刑執行人エレクトロキューショニストとの3強対決に湧いたキングジョージ。
一瞬、その2頭を抜き、突き抜けるかと思いましたが、、、そこは流石にヨーロッパの最上級名馬の2頭。粘り強さでハーツを上回り、ハーツは悔しい3着でした。
⚠ 勝ち馬はハリケーンランだったわけですが、彼の父モンジューも古馬になってキングジョージを楽勝。だったのにも関わらず、父子共に連覇を狙った凱旋門賞の時には燃え尽きていたという。。。血は争えないなと(汗)
結果論ですが、ハーツはスタミナ面は長距離行ける程はなかったのかなと。これは本格化した後も同じ印象。スタミナの差が、キングジョージの差かなと思います。
加えて、ハーツクライは母父がトニービンである様に、右よりは左周り向きの馬だったと思うし、種牡馬としても、トニービン的な役回りだったと自分では思ってます。。。サンデー直子なのに(笑)
サンデーサイレンス・トニービン・ブライアンズタイムの平成御三家。サンデーサイレンスが数々の記録を塗り替える活躍をしていましたが、トニービンやブライアンズタイムのトップ産駒の強さは、サンデー産駒に優るとも劣らない強さ。
⚠ トニービンならエアグルーヴ・ジャングルポケット・ノースフライトなど。ブライアンズタイムならナリタブライアン・マヤノトップガン・タニノギムレットなどですね。素晴しい面々!
ハーツクライの種牡馬生活は、ディープインパクト時代と同時期なわけですが、ディープがサンデーサイレンスの記録に追いつけ、追い越せをしている中、ハーツ産駒の上位の強さは、はっきり言ってディープ産駒より強いと思いますね。
特にリスグラシュー。私はこの子が史上最強牝馬だと思っています。いや、牝馬という枠は取っても良いかもしれません。武さん一時期乗ってたのに。。。美味しい時期は逃すと言う💧
そしてジャスタウェイ。本格化してからの強さと言いましょうか、あの化けっぷりはまさにハーツの血!リスグラシューもおかしいレベルで急激に強くなりましたね(*_*)
そして、現役ではドウデュース。京都記念で更に強くなった姿を披露してくれました。中山記念を勝ちましたヒシイグアスもG1を勝てる力を備えていると思います。
本格化したハーツクライと同期のキングカメハメハの再対決を見たかった!万全な状態での、ディープインパクトとの対決も。旅立つには、22歳はまだちょっと若すぎるぞ。
自身と産駒の素晴しい成長力、走りをありがとう。どうか安からに。ドウデュースが更にハーツの名声を上げてくれると思いますよ!