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更に真剣に凱旋門賞制覇を考える

日本馬が挑戦する度、負ける度、競馬ファンとして色々と考え、妄想してしまいますが…流石に毎度毎度になると…疲れる!(笑)

 

エルコンドルパサーオルフェーヴルの様な馬がそうそう簡単に現れるはずもありません。馬場状態も重い方に寄れば寄るほどに日本馬には不利だと思いますし、、、

 

ただ、昨年凱旋門賞に挑戦したクロノジェネシス。日本馬有数のタフでパワーのある馬と言われ、ヨーロッパでもやれる、凱旋門賞でも良い勝負になると期待されました。

 

結果は7着でありましたが、ぶっつけ本番で、枠も大外、レース1週間前にフランス入りとなかなかハードな日程。そんな厳しい状況の中、積極的なレースをしての7着。実はかなり評価するべき結果だったんじゃないかと思うようになりました。

 

昨年のロンシャン競馬場は、今年より更に重い馬場でありました。そんな中で、クロノジェネシスは良く走っていたと思います。

 

じゃあ、彼女に半年くらい現地で調教を積ませ、前哨戦を使えば勝てたのか?それもはっきり断言出来ないのが悔しいですが、ネガティブな面を考慮しても頑張っていた印象ですから、彼女は重馬場のロンシャンの適性は高かったのではないかと思います。

 

ですから、みっちりと現地の水に慣らし、現地の施設で体を鍛え上げ、その成果を前哨戦で確認出来ていたら…

 

もしかしたら前哨戦(フォア賞やヴェルメイユ勝)を勝てたかもしれません。そして期待感が増した状態で凱旋門賞へ。史実とは異なるもっと内の良い枠に入れたりしていたら…7着よりもっと良い成績を収めた可能性は高いのではないかと思います(タラレバで失礼!)。

 

エルコンドルパサーの2着、オルフェーヴルの2012年の方の2着、どちらも凄まじいパフォーマンスだったと思います。それでも勝てませんでした。

 

1999年の凱旋門賞は、ペネトロメーター値が5.1(!?)と史上最悪の馬場と言われた年。今年が3.9でしたから、その極悪さは想像を絶します(笑)

 

今のようにオープンストレッチがない時代で、最内枠が不利と言われた中、その最内枠から逃げの戦法に打って出たエルコンドルパサー

「溜めながら逃げてる」

スムーズかつリズム良く、終始手応え抜群で、ライバル達を寄せ付けずに最後まで行け〜!!

 

…と思った矢先、後方から鋭く脚を伸ばす、もう1頭の化け物モンジューが…(^_^;)

 

「今年の凱旋門賞は勝ち馬が2頭いた」

と称賛されたエルコンドルパサーと蛯名騎手の走り。日本人としたら、誇らしさと悔しさが入り交じる称賛ですが、あのエルコンドルパサーの走り、蛯名さんの判断、どちらも素晴らしかった。半年以上の長期遠征を決断した陣営のチャレンジャースピリットにも改めて拍手です。

 

フランスで4戦して、G1サンクルー大賞勝ちを含む、重賞2勝2着2回と生涯完全連対の記録も維持したエルコンドルパサーも、一時期で体調不良に陥り、一時は大目標である凱旋門賞に挑戦出来るかわからない状況になったと言われています。陣営の懸命なケアで、何とか体調が上向きになり、そこからフォワ賞快勝→凱旋門賞の2着に繋がりました。

 

エルコンドルパサーのフランス遠征を改めて振り返りますと、長期間現地に滞在して、フランスの地にジャストフィットしている様に見えたとしても、体調管理は難しいことがわかります。

 

ですから、一概に長期間滞在!が成功するとは限りませんが、エルコンドルパサーの歩み、1999年の挑戦は意義のある、収穫も多かった、夢と希望に溢れた旅路だったと思います。

 

エルコンドルパサーオルフェーヴルは、日本国内で最強馬の位置にした馬でした。クロノジェネシスもそうですね。

 

2010年に2着の大激走を見せたナカヤマフェスタは、G1馬ではありましたが、トップクラスかと言われると…うーん…という感じの馬でした。

 

しかし、タフな展開・馬場状態であった2010年宝塚記念をパワフルに駆け抜け勝利。2009年、大雨で泥んこ馬場になった日本ダービー(勝ち馬ロジユニヴァースの時ですね)で、最後方付近から力強く4着に追い込む力走を見せていました。

 

日本独特の速く、切れ味が求められる馬場では物足りない馬ではありましたが、ロンシャンで活きてくる持ち味を備えていたからこその2着だったと思います。その持ち味は宝塚記念日本ダービーで垣間見えました。

 

ベストは日本国内でも無類の強さであり、どんな馬場状態であろうが、どの競馬場であろうが、相手がどうであろうが、ほぼ毎回勝ち負けする様な馬で、長めにフランスに滞在をし、出来れば一度ロンシャンを経験した方が良いのかなと思います。

 

そして、今年の凱旋門賞がそうであった様に、重馬場のロンシャンだから、大型馬は苦にしない・小型馬は苦にすると言うわけではないのも重要な気がします。ドウデュースは立派な馬格・見事な筋肉の見栄えする馬ですが、バテバテでしたから(;_;)

 

日本馬で2着に入った3頭も、国内では460キロから470キロ程度の馬でありました。3着入線の後に失格となった2006年のディープインパクトは450キロ弱の小柄な馬でありましたが、失格は抜きにして、ロンシャンの芝を苦にしている感じはしませんでした。

 

あの年のディープインパクトが、フォワ賞であったり、ドイツのバーデン大賞辺りで1叩きしていたら…どんな結果になっていたのでしょうか。記憶では、ドイツ競馬のお偉いさんが、バーデン大賞ディープインパクトを招待したいという、非常に光栄なコメントを出していた記憶があります。

 

 

 

無駄に長い話はまだまだ続きます。個人的な考えとして、2019年の年度代表馬であり、個人的には史上最強牝馬だと思っているリスグラシューに、凱旋門賞挑戦をして欲しかったです。

 

リスグラシュー、馬体が完成するまでやや時間がかかりましたが、末脚には光るものがあり、クラシックでも2着があり、その頃が大体440キロ前後。2018年のエリザベス女王杯で悲願の初G1を制覇した時は460キロ。凄まじいパフォーマンスを連発した翌2019年も460キロ台の馬体。

 

3歳時から約30キロの馬体重増加でありましたが、パフォーマンスの上がり方が尋常じゃなかった。ここまで爆発的に強くなるのかと感動しました。末脚一辺倒ではなく、位置取りや仕掛けに幅も出て、強烈に強い馬になりましたね😲

 

…一時期は武さんのお手馬だったんですが(苦笑)

 

そのリスグラシューの父がハーツクライ。この馬も3歳時から魅力的な末脚が持ち味ながら、基礎体力がまだまだ身についておらず、確実にその末脚を発揮出来る訳ではありませんでした。

 

しかし、基礎体力が身につき、馬体に身が入ったと思われる2005年半ば辺りからその強さが飛躍的にアップ。末脚の鋭さが格段に向上しただけでなく、先行戦法まで出来る様になり、それが有馬記念でのディープインパクト撃破に繋がったと思います。2006年のドバイシーマクラシックを逃げて圧勝した姿…2004年の有馬記念を最後方ポツンとしていた馬とは思えない光景でした。

 

…2004年の有馬記念ハーツクライに乗っていた騎手は…言わずもがなですが(苦笑)

 

ハーツクライも娘リスグラシューも似た感じの成長曲線と言いますか、えげつないくらい爆発的に強くなった父娘と言った感じですね。流石親子と言うべきか。

 

ハーツクライは、娘のリスグラシュー程、馬体重が増加した訳ではありませんでしたが、明らかに数字以上に馬の成長が感じられ、ノド鳴りの影響で全盛期は短ったですが、本格化したハーツクライの強さは、私は同世代のキングカメハメハ、同じ時代のスーパーホースであるディープインパクトに勝るとも劣らない強さだったと思っています。

 

…話が長くなりました(汗)要はハーツクライリスグラシュー親子に似た馬を探して、フランスでビシバシ鍛えて、ぱぱっと凱旋門賞勝ちましょう!

 

あるいはキーファーズさんが、今年の凱旋門賞で10着以内に入った馬を、出来るだけ沢山購入するという荒業もありかも(笑)

 

ちょっと現実逃避してきましたので、ここらでマカヒキ…ではなく、幕引きで…

 

流石にもう日本馬の勝利を待ち焦がれるの疲れました(汗)長い文章書くのも疲れました(笑)