特別お題「わたしの推し」
私はスポーツ大好き人間。やるのも見るのもどちらも。
そして、色々なスポーツを見てきて、各スポーツで好きな選手が何人かいるのですが、好きな気持ちに
「尊敬」
が加わる選手となると、その人数は僅かなものに。
「好き+尊敬」
するアスリートの1人、騎手の武豊さんが私の一【推し】するアスリートです。
1987年に騎手デビュー。今年36年目の騎手人生を迎えた武豊騎手。
競馬を知らない方でも、武豊の名前は知っているという方は多いと思います。
「名人・武邦彦騎手」の息子として、華々しく騎手デビューを果たした武豊騎手。数々の新人記録を塗り替え、また歴代最多記録を塗り替え続けている、日本を代表する騎手です。
私は、武さんが達成した記録が凄いから、彼を推すわけではありません。武豊という騎手、一人の人間が持つ、
「チャレンジングスピリット」
に強い感銘を受けています。
武さん常々、
「もっと上手くなりたい」
「もっと勝ちたい」
「もっと沢山騎乗したい」
と仰っています。
デビューからありとあらゆる記録を塗り替え、全国的な知名度と人気を獲得し、経済的にも大成功されている方が、今でもシンプルな気持ちで騎手を続けている。。。私はこれに心を打たれています。
武さんは若かりし頃から海外にも積極的に遠征。欧米にじっくり腰を据えて騎乗していた時期もありました。
その時の成績は、現地のトップ騎手と比較すると見劣りするものでしたが、G1制覇や重賞制覇も経験し、実りも多い遠征となりました。
武さんの凄いところは、50代に入ってからも、海外遠征に積極的なこと。この2年は新型コロナウイルスの影響もあり、積極的に遠征し辛い状況ですが、それでも機会があれば海外に。
武さんは、
「例え1レースしか乗れなくても、依頼を受けたら乗りに行きたい」
とも語っており、海外だけではなく、地方競馬にも積極的に乗りに行く人。騎乗だけでなく、競馬の盛り上がりに繋がるのであれば、イベントにも顔を出す人。
本当にシンプルに競馬が好きで、常に競馬のことを考え、騎手武豊に求められていることに応える姿…第一人者の宿命でもあり、義務という見方も出来ますが、その役割を立派に果たす姿も私は尊敬の念を持って見つめています。
「シンプル」とは、単純とか簡素いう意味ですが、実はその意味はとても奥深い。欲望やら雑念やら色々な感情が入り混じって、ピュアな初心を見失うことは誰しも経験するものですし、私も…歳を重ねて心が汚れてしまったし💧
武豊騎手の様に、長い間自分の好きなことに打ち込み、仕事として立派に努め上げ、それでも尚、挑戦の歩みを止めない姿勢を見習いたい。
武さんの100分の1でも良いから、チャレンジングスピリットを持って人生を歩き、もっと純粋な気持ちを持って、好きな事や仕事や人間関係と向き合えたらなと思います。
そんな気持ちにさせてくれる武豊騎手が、私の一推しであり、今後もこれまでと変わらない姿勢を貫いて欲しいと思います。私も頑張るぞ!(^^)