フェラーリがベッテルの離脱を発表。契約交渉決裂で2020年限りで他チーム移籍へ | F1 | autosport web
まだ2020年シーズンは開幕していませんが、早くもストーブリーグに動きありです。セバスチャン・ベッテルが、今シーズン限りでフェラーリから離脱することを発表しました。
2015年にフェラーリのエースとして迎えられ、2度のランキング2位を記録。特に一昨年はシーズンを引っ張りながら、ドイツGPでのクラッシュリタイアをきっかけに、流れがメルセデスとハミルトンに。
また、昨年からチームメイトに若き新生ルクレールを迎え、チーム内対決にも注目が集まりましたが、シーズンが終わってみれば、ルクレールにランキングで後塵を拝し、速さ的にも破れた印象。
4度のワールドチャンピオンが苦境に立たされている印象は、この数年間強かったですが、果たしてベッテルのＦ１での未来はどうなるのでしょうか。
噂では、ルノーやマクラーレンからのオファーがある様ですが、現状のルノーやマクラーレンでは、チャンピオン争いはおろか、優勝を狙うのも厳しい。
両チーム共、Ｆ１の歴史に偉大な足跡を残す名門でありますが、フェラーリと比較すると、多くのものを期待するのは厳しい現状です。
しかし、待遇面で段々と厳しい扱いを受けて行くであろうフェラーリに無理して残留するより、ルノーやマクラーレンでエース待遇を受け、かつての栄光時代を取り戻すべく、チームと一丸となって挑んで行くというスタンスになったら、面白いのでと思います。
ベッテルが抜けたフェラーリのシートには、リカルドやサインツの名前が挙がっていますが、どうやらサインツが最有力な様です。となると、マクラーレン加入の可能性が高まる気がします。
コロナウイルスの影響で、2020年シーズンも来年以降のスケジュールも不透明ですが、マクラーレンは21年から再びメルセデスとタッグを組みます（メルセデスのパワーユニット使用）。
95年から2010年代半ばまで長期間タッグを組み、数多くの優勝やチャンピオンを獲得したタッグ復活はとても興味深いです。マクラーレンは歴史的に見ても、ハイパワーのエンジンを手にしている時は強いチームですし、この数年間で低迷期を脱し、かつての常勝軍団復活に向け、着実に前進している印象です。
そのチームのエースとして迎えられるのならば、ベッテルとしても、悪くない選択肢なんではないでしょうか。彼のこれまでの経験、そして速さは1流です。心機一転、新しい挑戦を決断して欲しい。まだまだ老け込んで、去り行く老兵になる歳ではないと思います！
しかし、サインツはまだまだ若いのに、彼の移籍の歩みは、なかなかにエキセントリック！（笑）フェルスタッペンと共にレッドブルの一翼を担う若手かと思いきや、もしかしたら、ルクレール王子と真紅の跳ね馬で競い合うことになるかもとは…まあ、翼と跳ね馬ですから、似たようなものか！？
それから、フェラーリやメルセデスへの移籍の機会を伺うリカルドの動向も気になる所です。間違いなく優れたドライバーだし、レースでの強さは現役でも最上位だと思っています。それだけに、ルノーへの移籍に踏み切った彼の決断は残念でありました。
噂では、リカルド本人にはレッドブルに戻っても良い、戻りたい（？）気持ちがあるみたいですが、レッドブル側が、「リカルドが戻ることはほぼ無い」と否定しています。この「ほぼ」って言うのが、なんともいやらしい。レッドブル側も完全に可能性を排除している訳ではないので…もしかして、もしかするかも！？
レッドブルはフェルスタッペンは別格としても、他の管理下にあるドライバー達が、優良ではあるが、フェルスタッペンとの差がかなり大きい印象。アルボンの若さは魅力的で、さらなる成長を期待するのが自然ではありますが、私個人としては、劇的な成長は難しい気が…少々の成長では、フェルスタッペンとの差は大きいままだと思います。そうなると、やはりリカルド復帰は魅力だと思うのですが…コンストラクターズ争いの面で強力なドライバーズラインナップは必須条件ですからね。
2020年シーズンが開幕していない、いつ開幕して、どう進行していくのか、全く見通しがつかない中ですから、ストーブリーグの話題は気分がアゲアゲになりますね^^;
追記メルセデス、ドライバーとの契約交渉に「ベッテルの”跳ね馬”離脱は無視できない」
メルセデス加入の可能性もあるのか！？ベッテルとの交渉を材料に、ハミルトンやボッタスに減俸要求する等、揺さぶりをかけるつもりでしょうか。あるいはハミルトンとベッテルの合計10回チャンピオンコンビが誕生したりして…
これは見てみたいですが、心技体が完成の域に達したハミルトンとチームメイトとして戦うとなると…ベッテルのメンタルが不安です^^;
