[【順位結果】F1第4戦エミリア・ロマーニャGP決勝 | F1 | autosport web
タイトル書いてて、わかっちゃいましたが、あえて修正は致しません。エミリア・ロマーニャGPです(汗)やっぱりサンマリノGPって書いてしまう(^_^;)
ウエットコンディションからドライへと変わる難しい路面コンディションの中、レース全体としては、あまり大きな波乱もなく、可もなく不可もなしなレース?と思いながら、観戦しておりました。
しかし、白熱するシーンがレース終盤にいくつも見られたりして、なかなか面白かったです(^^)
・フェラーリ、好事魔多しですねー
素晴らしいシーズンスタートで迎えた今年のフェラーリ。
あろうことか、サインツがオープニングラップでリタイア。3位走行中のルクレールが、スピンでタイヤバリアにヒット。幸い大きなダメージなく、ピットに戻って、フロントウイングとタイヤを交換。9位まで下がってから、最後6位まで巻き返す結果となりました。
サインツ、不運でした。リカルドに後ろから突っつかれる形となり、コースアウト。サンドトラップにハマってしまい、レース終了。
今回のリタイアは、不運なアクシデントでしたが、印象として、金曜日予選もクラッシュ。前線オーストラリアGPも序盤にスピンリタイア。常に上位を争える存在ながら、歯車が上手く噛み合っていない印象。悪い流れを何とか断ち切ってもらいたい。
ポイントリーダーのルクレール、痛恨のスピンでありました。不幸中の幸いでサスペンションやシャシーそのものに走行不能なダメージを負わず、レースに復帰出来たことは幸運でした。
今回はレッドブルの方に分があった感じでありましたが、ペレスのポジション、2位を狙って攻め過ぎてしまいましたね。
ポイント差的に、かなり大きなアドバンテージがある中、時に捨てに行くレースといいますか、3位でOKくらいのゆとりを持った方が、長いシーズンを戦う上で、精神的な消耗を抑えられる様な気がしますが、どうでしょうか!?
ティフォシが集まるフェラーリの聖地イモラにして、自身はポイントリーダー。1〜2秒程度の差で2位のペレスが目の前にいましたから、プライド的に守りのレースは難しかったか?
シーズン序盤にして、かなり有利なポイント差をつけていると思いましたが、今回一気にポイント差が縮まり、ルクレールとフェルスタッペンのポイント差は27ポイント。スプリントレースのポイントは一見僅かですが、地味に大きいですね。
・レッドブル、久々の1-2!
荒ぶる猛牛、やはり負けっぱなしではいられない。オーストラリアではルクレールに大差をつけられ、またフェルスタッペンはマシントラブルでリタイア。そこから今回の快勝。レッドブル、翼を授ける〜♪
フェルスタッペンは、金曜日のノックアウト方式予選も1位!スプリントレースも1位!レースも優勝!そしてファステストラップも記録!しかも全63周ラップリーダーということで、グランドスラム!!完璧な強さでグランプリウィークを支配しました。
マシントラブルだけはまだまだ油断なりませんが、ペレスもルクレールを前に出さない落ち着いたレース運びで2位。今年のマシンはペレスとは特に相性が良いらしいので、ペレスもチャンピオン候補でしょう(^^)
レッドブルの1-2フィニッシュは、リカルド・フェルスタッペンのコンビであった2016年のマレーシアGP以来、6年ぶりということで、2人のドライバーが近い位置、しかも上位で常に争える状態なのは、コンストラクターズ選手権争いにおいても、大変重要なこと。
どのチームも今後計画的にマシンにアップデートを施してきますから、現状のマシンを理解しつつ、どんな前進を果たしてくるのか?または問題点を解決してくるであろうか?ファクトリー力を含めて、更に激しいチャンピオン争いとなりそうですね。
・マクラーレンの光と影
開幕戦で後方に沈んだマクラーレンが、何ともう表彰台に戻ってきました。ルクレールスピンの恩恵もあって、ノリスが3位表彰台を獲得。いやあ、ファンとしてはまずは一安心。
ルクレールのスピン→後退までは、ノリスはほぼ単独4位で淡々とレースを進めていた印象ですが、レースペースだけを見るとボッタス(アルファロメオ)はほぼ互角のペースでありました。4位のラッセル(メルセデス)より少し速いペース。
コースや天候によって、今後も変わってくるかと思いますが、マクラーレン、メルセデス、アルファロメオ(特にボッタス)が、ミドルクラス上位に位置している印象を受けた決勝レースでした。
しかし、リカルドの調子が一向に上がらないというか…ノリスに完全に押され気味なのが…今年でマクラーレンとの契約は最終年。今のままだと、高いサラリーを払っても契約延長したいとは思われていないのでは。
とても明るくて陽気な人だし、実力も折り紙付き。昨年、マクラーレン久々の優勝もノリノリノリスでなく、勝ち方を知ってるリカルドによってもたらされた優勝でした。
今回はサインツのレースをぶち壊し、そして自身のレースも壊す結果。レインコンディションのオープニングラップは何かとごちゃつきますから、今回の接触もレーシングインシデントで済まされましたが、やはり印象が…入賞出来るスピードがあっただけに残念。
ノリスの表彰台が、マクラーレンに差し込める光とするならば、全盛期の姿からは段々とパフォーマンスを落としているリカルドの現状、今GPの結果は、マクラーレンの影の部分。
現役NO1と言える、深く突っ込んでいくブレーキングを武器にズバズバとライバル達をオーバーテイクするリカルドの姿をみたいですね。彼が以前の輝きを取り戻せれば…我が愛しのマクラーレンの未来は明るい!!頑張れ!
・角田選手、ベリーナイス!
金曜日のノックアウト方式の予選では、まさかのQ1落ちの16番手。しかし、スプリントレースで好スタートを決め、オーバーテイクも決めて、12番グリッドを獲得。レースはその12番手から序盤にして入賞県内に。
インターミディエイトタイヤ装着時の第1スティントは、ペースがあまり上がらず、角田トレインが出来る苦しい展開でありましたが、ドライのミディアムタイヤに交換してからのペースはお見事でした!
1回、本人にドライビングミスがあり、ストロールから激しく攻め立てられましたが、落ち着いてブロック。そこから乱れることなく、前のマグヌッセン、ベッテルをオーバーテイク…いやあ、本当にレース運びが上手くなったし、冷静になりました😲
スピン→ピットインからNEWタイヤで怒涛の追い上げを敢行してきたルクレールは、流石に抑える手段はありませんでしたが、今シーズンベストの7位。ドライバーオブザデイでも、5番目に支持を集めるなど、観ていたものを納得させる素晴らしいレースでしたね(^^)
アルファタウリは、レインコンディション、雨方向のタイヤ使いに苦戦していました。ここはきっちりと対処してきて欲しいですね。しかし、兄貴分のレッドブルもそうですが、タウリも直線スピードが伸びる伸びる!近いレースだと、バグーでのパフォーマンスはかなり期待出来るのではないですかね(^^)
他にも書きたいことがありますが、フェラーリとレッドブルの激しいトップ争い、マクラーレンがかなり前進してきて、アストンマーチンも上向きで、中段争いがこれからますます激化しそうな様相。地味にウイリアムズはアルボンが大奮闘していて、彼なら中段争いに意地でも食らいついて来そうで、大変楽しみですね!