【天皇賞・秋】主戦は負傷で乗り替わり、ライバルははるか前
— 日刊ゲンダイ 競馬 (@gendai_keiba) 2023年10月30日
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この見出しには気分が悪くなった。どうやら私だけではなかった様だ。
まず、天皇賞秋のイクイノックスの走りは素晴らしかった。超ハイペースとなったレースを楽々と先行をして、終始楽な手応えで世界レコード。正直、ドウデュースが完調で武さんが騎乗していても勝てなかっただろう。素晴らしいイクイノックスの走りと勝利を見られたことを幸せに思わないといけない。
そしてドウデュースについてだが、ドバイターフを故障により直前回避から久々の実戦。この影響がまず大きがったと思う。調教は良く動いていたと評価されていたが、これが実戦になると。やはりレース間隔や体調は完璧では無かったと感じる。
更に主戦の武豊騎手の負傷。これも大きな誤算であった。やはり乗り慣れた騎手の方が、その馬の持味の引き出し方が上手いし、その時その時の体調の良し悪しも敏感に感じ取れると思いますし。
ただ、だからと言って代役を務めた戸崎騎手の乗り方を批判するのは間違っている。むしろ良いスタートからイクイノックスをマークする競馬をしたのだから、守りの競馬ではなく攻めの騎乗だったのではないだろうか。
惜しむべきは、やはり久々の実戦だったことと初騎乗という点で、ドウデュースは道中終始力みっぱなし。それでいて速い流れとなったわけだから、これで勝ち負けしていたら、イクイノックスも青ざめる化け物である。
戸崎騎手は無難に騎乗すれば、後ろからレースを進めて、末脚に賭けることも出来たはずである。しかし、先日のドウデュースの状態だと、仮に差し・追い込み競馬をしたとしても、2着も無理だったのでは?と思う。上がり1位も難しかったと私は思う。
でもドウデュースはこのまま終わるとは思えない。調子を上げて、またダービーや皐月賞など見せてくれた鋭い差し脚を見せてくれると思う。
そして、イクイノックスの圧巻の走り。これを素直に楽しんで、拍手を送れない人は…ちょっと相当ヤバい捻くれ者だし、冷やかし者かなと。
そういう意味では、ゲンダイの不愉快な見出しは、ドウデュースに関係する人を馬鹿にしたものであると同時に、イクイノックスが素晴らしい走りを見せてくれた天皇賞秋そのものを茶化している様に思う。それが実に不快である。
イクイノックスは噂では今年一杯で引退との話もある。武豊騎手の怪我の具合も心配であるし、ドウデュースの次走も現時点では未定だとされる。2頭が相まみえるチャンスは限られている。
2頭が万全な状態で競い合うレースを今一度見たい。それが1競馬ファンとして、強く願うことである。
そして、センスなさ過ぎゲンダイの記者は騎乗停止!乗り替わりでいいぞよ!