マクラーレン、2021年のイタリアGP以来のワン・ツーフィニッシュ達成!でありますが、、、ちょっと不可思議なワン・ツーフィニッシュでありました。
ピアストリの初優勝。これはめでたい!参戦2年目で初優勝。すこぶる順調なキャリア。スタートを決め、レース前半をリードしていました。
ノリス、納得し難い2位でしょう。アンダーカットする形でピアストリの前に出て、レース中盤以降は完全に彼が勝つ展開。
どうやらチームの取り決めとして、レースをリードしていたドライバーにピットインの優先権があり、それを破ってノリスが前に出たのはアンフェアだから、ピアストリにトップを譲ろうと言った所の様ですが、、、
だったら、ピアストリーノリスという隊列の時点で、ノリスに対して
『今日は事前の取り決め通りピアストリを勝たせる。理解してくれ。』
と念を押し、ピットインもピアストリ優先で動くべきだったのではないでしょうか。
レース中、再三に渡り、ノリスには順位を譲れとの指示が出ていた様ですが、アンダーカットを成功させ、トップを走っていた意地もあったのでしょう。ノリスは指示に素直に従わなかった様ですが、ラスト3周で指示を聞き入れ、ポジションを入れ替えた様です。
ノリスはチャンピオンシップで2番手。今回、フェルスタッペンが悪癖を見せ、順位を下げた形となったのですから、ポイント差を大きく縮めるチャンスだった訳です。
マクラーレンの指示がなってない。オーダー出すなら徹底してければと思います。F1史を振り返って見れば、色々と遺恨を残すチームオーダーが数多くあったのですから。
チーム内の空気をぶち壊してでも、ノリスが勝利を奪っていく選択肢もあったと思いますが、それはあえてせず、ピアストリに優勝を譲った所は、ノリスは大人だったかなと。
⚠ 昔、ルノーチームでコンビを組んでいたフランス人の2人、アラン・プロストとルネ・アルヌー。プロスト教授の方がタイトル獲得チャンスが高いから、順位を譲れと指示したのに、それを無視して優勝してしまったアルヌー。
波乱のシーズンとなった1982年のことだったと思います。多数の人にチャンピオン獲得の可能性があったシーズンでした。アルヌーさんにもチャンスはあったわけですが、より可能性が高いプロスト教授を優先するチームの判断もわかります。
プロストに優勝を譲れと指示したのが、2人の母国であり、チームのホームでもあるフランスGPだったのがまた何とも。。。
レース後、ノリスとピアストリが称え合っていた姿を見られてホッとしましたが、ノリスからは悔しさが溢れていたと思います。ノリスとチームは徹底して話し合いをするべきですね!それぞれ言い分があるでしょうから。
しかし、ピアストリは凄い。こいつは凄い。超大物レベルで間違いなし。
しかししかし、そのピアストリを現時点ではノリスは完全に凌駕していると私は思います。これがえげつない。
しかししかししかし、マクラーレンは完全復活。超一級品のドライバーを2人も擁して、いずれもほぼ毎戦上位争いに加わる。。。