Race Highlights | 2022 Spanish Grand Prix - YouTube
ルクレールとフェラーリには痛恨のレースでした。PUトラブルでトップ快走から一転してリタイア。ポイントリーダーの座をフェルスタッペンに明け渡すこととなりました。
フェルスタッペンは、スピンで４番手に下がり、またDRSが上手く作動せず、その症状が特に長いホームストレート区間で現れ、なかなかラッセルを抜けない厳しい展開に。２位獲得が現実的かと思いましたが…まさかのルクレールリタイア。
ラッセルとフェルスタッペンのバトルは非常に見応えがあり、熱かったですね。
ウイリアムズで駄馬に鞭打つ走行に磨きを掛けてきたラッセルですから、コーナでの無理の仕方が、無理してるけど危険ではなく、DRSが上手く作動しないフェルスタッペンを巧みに抑え込んでいたと思います。
オープニングラップでマグヌッセンと接触し、最後方付近まで落ちたハミルトンの追い上げが凄まじかった。
今回、空力面でいくつかの改良を施してきたメルセデス。その成果が確実に現れ、予選でも中々の速さを披露していました。まだ純粋なスピードでは、２強との差はありますが、マシンの挙動を含めて、明らかに前進していますね。やはり転びっぱなしにならない底力…脅威。
フェルスタッペンが三連勝でポイントリーダーの座に立ち、ペレスも実に安定感ある走りで２位。ペレスが勝者になってもおかしくないパフォーマンスでしたが、ピット戦略（回数）を変えて、フェルスタッペンの勝ちを優先したのは少し残念。
ペレス自体も、そのことをチームと話し合いたいということで、しこりを残すことなく、建設的な話合いをして欲しい。
フェラーリ追撃体制が整い、両ドライバーが好調なレッドブル。内部に不穏な空気が流れるとそれは外部のチャンスに繋がるのがF1。
予選は相変わらず好調であり、レースでレッドブルにしてやられたが続くフェラーリは、不必要に焦る必要はないと思いますが、流れが悪くなっているのは事実。
特にサインツのスピン・クラッシュが多いのが悩みの種だと思います。今回もスタート出遅れからスピン。私の推測になってしまいますが、相当気負っていて、尚且焦ってる場面が多い印象。
今年のフェラーリが、競争力が高いだけに、
・初優勝！
・チームメイトに離されない！
・地元で良いところを！
と鼻息が荒くなる気持ちもわかりますが、まずはミスを減らす、というか無くす様にならないと…自分が対峙する相手達は、F1界有数の猛者達。速さだけでなく、確実性においても猛者達を凌駕しないと、優勝は難しい。私はサインツの優勝する所を見たいですし、何回も勝てるドライバーだと信じてます。何とか自身の悪い流れを、自らで断ち切って欲しい所です。
最後は角田君！
今回のアルファタウリは苦戦を強いられると思われましたが、ミスなく安定したレース運びで何とか１ポイント獲得。中段での争いが激しい中、この１ポイントは貴重です。
欲をかいて、無理してより上位を目指す走りではなく、タイヤマネージメントに徹底し、安定したラップを重ねて行く走り…いや〜本当に成熟しましたね（しみじみ）
今回はチームメイトのガスリーがかなり苦戦していました。タウリには改善すべき点が、結構多そうです。そんな中でガスリーや角田選手が、多々、存在感を示す走りをしてくれるのは、応援している身としては嬉しいです。大きな進歩を期待出来るアップデートがあれば…良いですね。
昨年の王者が、ポイントリーダーに躍り出ましたが、このまま赤い跳馬が大人しくなるわけには行きません！返す刀で、逆襲の一切りに期待。とりあえず、次はフェラーリ勝ちましょう❣
