ハースのマグヌッセンとアルファロメオのダブル入賞、これは素直に拍手！デビューレースの周選手、中国人初のF1パイロットにして、デビュー戦入賞の快挙！落ち着いたレース運びをしつつ、幾つものバトルを経験した上での入賞。素晴らしかった！
ボッタスもメルセデスの呪縛から開放され、またチームリーダーとしての役割も求められているはずですから、エースらしい安定したレースをしていましたね。
１つ厳しいことを言わせて頂くなら、バトル時のボッタスはやや消極的な姿勢。じっくり抜きにかかる／無理なブロックは仕掛けない、綺麗なバトルをするタイプなのですが、密集する中段グループの争いだと、それが時にマイナスに働いてしまうこともあると思うので、今年のボッタスには、もっと大胆なバトルを見せてもらえたら嬉しいですね。
マグは急遽F1復帰が決まった身で、今年のマシン経験が絶対的に不足の中、五位入賞は恐れ入った！まだ２９歳ですが、F1やレースそのものの経験は豊富。頼りになるベテランが、まだまだ混乱の続くハースに自信をもたらしてくれるはずです。
ミックも非常に手強い、良い目標が出来ました。オコンに追突され、マシンにダメージを負った中、初入賞まであと一歩。予選１発の速さには、まだまだ磨きをかけなくてはいけませんが、今年は初入賞、複数回の入賞が期待出来そうです。
アルファタウリ、角田選手の成長が見られて大変良かった！ガスリーのリタイアはショック！ガスリーは予選１０位獲得。決勝も堅実なペースで運んで、入賞は堅いと思いましたが…
兄貴分のレッドブル２台とガスリーのマシントラブルはがっくしとほほ。2チーム共、直線スピードが速い強みもありますし、また改良点が早い段階でわかったから良しとしよう…テストで判明してればねぇ（汗）表沙汰になってなかっただけで、問題は把握してたとか？？
角田選手は、スタートから順位を大きく上げ、ボッタスやアロンソなどとバトルを楽しみつつ、良く入賞した！特にボッタスとのバトルでは、落ち着いた走りで相手を上手くブロックしていました。
レース中の無線にも落ち着きが出てきた様で、これはちょっと残念な面でもあるのですが(直情的無線は面白い)、粘り強さが身に付き、成熟してきたなと(^^)
FP3をトラブルで走れず、また我慢の展開が予想される順位からのレースだったので、角田選手のマシンのみ、レースで持ち堪えられたのかと思ってしまいますね(苦笑)
アルピーヌもまずまずの戦闘力を発揮しましたが、初日にオコンのマシンがサイドポッド破裂したり、レースではアロンソがタイヤマネジメントに苦しんでいる様でした。その中でダブル入賞はまずまずの結果ではないでしょうか。
開幕戦だけを見れば、ハース・アルファロメオ・アルピーヌ・アルファタウリが、中団グループ上位と言ったところですかね。ハースとロメオは予選一発の速さが特に魅力的なベテランいますし、アルピーヌは二人共優勝経験者。アロンソは２度のワールドチャンピオンにして、ドライビングスキルは未だに最上級。予選順位だと、タウリはやや苦しむかもしれませんね。
ただ、レースペースは互角に近いですし、ガスリーはとにかくきっちり良い仕事をする良いドライバー。彼も優勝経験者ですから、やはり頼もしい。今年のガスリーにも大いに良い仕事が期待出来そうです。角田はそのガスリーに今年は予選も決勝も沢山勝たなくてはいけない。ハードなミッションですが、開幕戦の粘り強い走りを見たら、彼ならそれを実現してくれることでしょう。
またまた長くなりそうなので、これにて！中団グループまでの括りって感じの感想ですね(^^)
