元祖二刀流 アグネスデジタル死す 芝&ダートでG1制覇(デイリースポーツ)
元祖二刀流 アグネスデジタル死す 芝&ダートでG1制覇(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
芝ダートG1を6勝、それも中央・地方・海外でG1を制覇する偉業を成し遂げたアグネスデジタルが天へ。24歳は決して若い馬齢ではありませんが、見る者を時に驚かせ、喜ばせ、そしてあ然とさせて個性派の死は残念でなりません。
彼のG1勝利は非常に印象深い物ばかりですが、2000年のマイルチャンピオンシップ。ダイタクリーヴァの悲願の初G1制覇か!?と思ったら、デジタルがとんでもない切れ味でデジタルが初G1制覇。ライスシャワーやグランワンダーの主戦を務めた的場均騎手(現調教師)の最後のG1勝利にして、気代の個性派の初G1勝利だったわけですが、まさか最終的に様々な条件でG1を6勝するとは夢にも思いませんでした^^;
翌2001年の天皇賞秋での、最強馬テイエムオペラオー斬りを達成。「嘘ーん!!」と度肝抜かれたというか、「そんな強いのかー!」と驚くばかりでした。
当初、この年の天皇賞秋にはクロフネが出走予定だったのに、急遽、白井最強調教師がデジタルを天皇賞に出走させると表明して、クロフネが天皇賞に出られずになったのは当初は残念でしたが、それがクロフネのダート挑戦に繋がって行き、クロフネがダートでどんでもない強さを披露することになるわけですが…(^^)白井先生の天皇賞出走判断は素晴らしい判断だったと後年思いました。白井最強!デジタル最強!(笑)
私は武豊騎手の大ファンなので、2003年の安田記念、アドマイヤマックスでの騎乗が大好きです。8枠16番ゲートから発走と不利な枠だったにも関わらず、武さんが最高に上手いタイミングで内側に進路を取り、最後の直線で先頭のローエングリンを捕らえた瞬間、「これはもらった!!」と思ったら…アドマイヤの外から凄い勢いでアグネスデジタルが…やはり思わず「嘘ーん!」と叫んでしまいました^^;
結果的にこの03年の安田記念が最後のG1制覇となりましたが、2歳時から重賞を制覇し、それから6歳まで国内外問わずに芝ダートのG1や重賞を勝ち続けたその強さ、印象的過ぎる数々の勝利と様々なエピソード(白井最強の語録)と本当に見ているが楽しいお馬さんでした。
寂しいですが、大いに楽しませてもらえたことに感謝しています。ネットでは昔からその異端な活躍ぶりから「変態」という愛称で親しまれていたみたいですが、どうか安らかに…偉大なる奇才!変態!